暇だからぼーっとしていたら、友人から突然電話がかかってきた。6月末に一緒に喫茶店に行って以来久々に話した。
どんな用件だろうかと思っていたら、ケン・リュウ『紙の動物園』をひととおり読んだ、とても面白かった、だけど判然としないところもいくつかあったからそれらについて意見を聞いてみたいとのことだった。
『紙の動物園』はまさに6月に会ったときに私が薦めた本だったから、読んだ報告をしてくれるのは嬉しいことだ。そのうえ作品について話し合おうだなんて、なんて素敵なことだろうか!
正直、高校生のときに読んだのが最後という作品もあったので、私はあんまり覚えてなかったり明瞭な答えを用意できなかったりもしたのだけど、友人はそれでも話していて楽しいと言ってくれた。うん。私も楽しかった。
強欲なことを言えば、直接会って話せたらもっとよかったのになあ。友人と会って話すことに抵抗を感じなくなるまで、あとどれくらいの時間がかかるのだろう。