のりとはさみ

サッカーや本が好きな大学生の日記です。

2023-01-01から1年間の記事一覧

郡司和斗・工藤吹・篠原治哉『新しい球技』

横長本。 面白い歌や素敵な歌が多く、レイアウトもデザインもかなり洗練されていて、贅沢な本だと感じた。 特に印象に残った歌を、それぞれの作者から3首ずつ以下に引用。 郡司和斗「オリエンテーション」 同じ花火の写真を撮って私たち見返すことはない隅…

郡司和斗『遠い感』より一首評

前置き 文学フリマ東京73で、私は『短歌誌 えんこ』という本を販売した。その本のなかで、郡司和斗の歌集『遠い感』(短歌研究社、2023年)についての書評を書いた。 しかし、執筆にあまり時間を掛けられなかったこともあり、納得できるものは全然書けなかっ…

文学フリマ東京37 振り返り

文学フリマ東京37に、出店者として参加してきた。 客としては今年5月も含め何度も行っているけれど、出店は久しぶり。終了時刻の17時まで人がたくさんいたのは結構嬉しかった。ただ、キャパオーバー感は否めなかった。出版業界は右肩下がりと言われて久しい…