のりとはさみ

サッカーや本が好きな大学生の日記です。

5月23日

明るいものを書くことができないでいるのはなぜだろう。世界が暗いのか、私の目が暗いものばかり捉えているのか、それとも私の頭の中が暗いのか。

 

自宅で考え事ばかりしていても明るい何かは生まれないと思ったので、気晴らしに散歩をした。結果3時間半くらい歩いた。いま文章を書いている時点で全身に疲れを感じる。だけど、歩いてよかった。

きょうは梅雨明けの空くらい晴れ渡っていた。歩くには暑すぎるくらいで、18時の空が10時の空と同じくらい明るかった。

散歩の良いところは、私の見ている世界の物事がちょうどよいペースで頭に入ってくることだ。歩くことのなかった道を歩く度に、見ることのなかった建物を見る度に、自分の頭の中の地図が書き換えられていくのがとても楽しい。私には見えない場所で人の営みが行なわれているのをその場所や物から感じ取る瞬間に、想像力がはたらくとはこういうことなのだと実感する。

 

2時くらいに池袋に行き着き、服と本を買った。服は25日に自宅に届く。送料無料とのことで嬉しい!

本はジュンク堂書店で買った。1か月近く行ってなかったので、私の知らないうちに魅力的な新刊がたくさん発売されたことにきょう気付いた。鴻巣友季子『翻訳教室』と長田弘『読書からはじまる』がどちらもちくま文庫から出ていたり、研究社から柴田元幸『英文精読教室』なる対訳本シリーズが出ていたり。アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』は夏休みに読みたいな。

読みたい本はたくさんあるけれど、手元不如意なので以下3冊のみを購入。

水見稜『マインド・イーター[完全版]』(創元SF文庫)

廣野由美子『小説読解入門』(中公新書

ケン・リュウ『Arc アーク ベスト・オブ・ケン・リュウ』(早川書房

 

池袋西武を発つときに書こうと思ったことを、家に帰ったときにはきれいさっぱり忘れてしまっていた。残念。

これで週末終わり!