のりとはさみ

サッカーや本が好きな大学生の日記です。

1月22日

溜まっていたオンデマンド授業の課題をやったり、ブログの記事を書いたりした。

ほんとうは2021年のことももっと書こうと思っている。書き途中の下書き状態になっているものもいくつかある。

 

スマートフォンからSNSのアプリを削除してから少し経つ。結構心地よいものだ。SNSが使えなくとも、スマートフォンは電話兼メールボックス兼電卓兼デジタル目覚まし時計兼ミュージックプレイヤー兼メモ帳兼……と既に便利なものなので、本来これくらいで丁度いいのだろう

インターネットに接続しているからこそ触れることができる、ふだん身の回りには転がっていない情報にアクセスしやすいのがSNSのいいところだと思っていて、だからこそ5年以上は利用していたのだけど、最近はどうにも加害性という悪いところばかりに目が行ってしまうようになった。いまのところは、誰が読むかも分からないような身の回りのよしなしごとをそこはかとなく書きつけているので十分。

SNSを復活させるかは学期末試験やレポートが終わったころに考えようと思っている。そんなことよりいまは試験勉強とレポートのほうが大事だからね。

1月21日

1月1日の記事で言及していた本がついに完成し、それを教室で受け取った。

sfpenguinume2.hatenablog.jp

演習では15人の学生それぞれが同じタイトルで異なる装丁の本を制作した。きょうはそのうち13人が出席していて、完成した実物を見ながら全員が誇らしげだったと思う。演習を担当してくださった先生、装丁を担当してくださった神田昇和さん、学生が行わなかった組版の作業をやってくださった松本田鶴子さん、そして一緒に本を作り上げた学友の皆への感謝の気持ちでいっぱいである。

この状況下なので本を受け取ったら随時解散ということになっていたが、なかなか名残惜しいものがあり4人で30分くらい話した。ちゃんと話したのは初めてだったけれど、共通の話題を持っていると想像以上に話せるもの。卒論とか就活とかどうしようかね……。

立ち話の結果、卒論は途中で諦めることもできるからとりあえず申し込みフォームから応募だけでもしてみようということになった。執筆予定者があまりにも少ないせいで応募〆切が23日までに伸びたらしい。帰宅してから応募フォームを見てみたのだが、記入しなければならないところが多すぎて嫌気が差してしまった。嗚呼。

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1月20日

きのうは執筆に時間の大半を費やしてしまったので、きょうのテストのための対策はほとんど行えなかった。そのせいで散々な出来になってしまった。授業内容がイギリス文学史という文学部生にはある程度周知のものであったため、大問1はもともと持っていた知識でもじゅうぶんに答えられたのだが、大問2はまったく答えられなかった。詩人の名前は憶えていても、その作品の原題までは頭に入ってなかった。大問1の論述を終わらせたときには諦観の境地に達し、試験の途中で教室から退出した。人通りの少ないキャンパス内を沈んだ気持ちで歩き、逃げこむようにして図書館に入り、この日が〆切の別の課題に取り組んだ。

 

授業が終わったあと恋人と合流して、書店で短歌とか海外文学の棚を眺めたのち、一緒に夕食を食べた。執筆が終わったことをお祝いしてくれただけでなく、褒美まで用意してくださった。飛浩隆『SFにさよならをいう方法』と、旅するミシン店のブックカバー。とても嬉しいです。

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1月19日

きょう〆切となっていた文章を19日中にどうにか提出した。この課題は数か月間にわたって悩みの種となっていたが、これでとにもかくにも一つの花を咲かせることができた。

これを提出しない者は卒業論文を執筆する権利を有しない*1ことになっていたので、酷い出来という自覚はあったものの仕方なく提出した。もちろん、評価に値しないものだと判断された場合は、単位も卒論を書く資格も与えられない。ちなみに私は規定の文字数の倍の文章を提出してしまった。先生に受理されるのか不安である。

*1:私の所属する学科は卒業論文が卒業要件に入っていないから単位さえ取れれば卒業することができる。

1月16日

隣りの家の塀の際にちょこんと座っている野良猫と窓越しに目があった。気がする。

濃い灰色の躰で、胸のあたりと足が白い中肉中背の野良猫。

しばらく眺めていたら、壁に沿ってゆっくり歩いていき、こちらの視界から姿を消してしまった。

猫はこれくらいの距離感で見ているときがいちばんかわいらしいと感じる。

寒空の下、何気なく過ごしているように見える猫の、のびやかな歩み。

1月15日

今週末は家に閉じこもって課題をやろうということで、朝から下半身をぬくぬくとしたこたつにつっこみながら上半身をせかせかと動かしていたのだが、昼過ぎに頭痛に襲われて集中が切れてしまった。身体は、自分がこうしてほしいと思うように動いてくれないことがある。

寝込むくらいの頭痛なら市販薬でどうにかなるのだからまだいい。どうにもならないような頭痛に襲われたら、提出は諦めるしかなくなる。

同居している家族のひとりが目眩を起して、病院に1週間滞在することになった。心配である。

私は、自分の身体よりも大事な仕事は(少なくとも私のまわりには)ないと思いながらも、市販薬で頭痛をどうにかして、レポートを書くのであった。

1月13日

学期末試験の足音が大きく聞こえるようになった。不安である。

来週水曜にはまとまった分量の文章を提出したり、その翌日にはイギリス文学史の期末テストを受けたり、といった状況。まずは執筆に集中すべく、先日私はスマートフォンからTwitterInstagramのアプリを削除した。SNS依存のきらいがあると自覚しているがゆえに、アプリを削除してSNSへのアクセスを遠ざけるのがいちばん手っ取り早いとわかっているのだ。

アプリを削除したのは試験が近づいているからだけではなく、1月に入ってからSNSに対して忌避感を覚えるようになったためでもある。SNSに対する忌避感あるいは嫌悪感はこれまでもたびたび私のなかで起こってきた。もし期末試験を終えた後でもそのような感覚が残っていたら、自分の感覚をどうにか整理して文章にしようと思う。

 

今週はずっと執筆に頭を悩ませていたが、きょうだけはリフレッシュというか息抜きをしたいと決めていた。だから大学の授業終わりにすこし出掛けてきた。

夕方、以前から気になっていた立ち食い寿司店に初めて行った。昼にカロリーメイトメープル味を食すことを3日続けていたのもあってか、玉子のにぎりが正気じゃないくらいとても美味しく感じられた。立ち食い寿司店、回転寿司店より寿司が美味しいのにかなり安上がり。おすすめ。

 

そのあと、コスモプラネタリウム渋谷に行った。渋谷駅西口から徒歩5分。さくら坂を登った先、渋谷区文化総合センター大和田の12階にあるプラネタリウム。さくら坂もピンク色のイルミネーションが綺麗だったが、肝心のプラネタリウムはもっと綺麗だった。大満足。

ネット予約はできず、当日にその場にある券売機でチケットを購入する。全部の座席が自由席で、先着順。上映時間が40分強で、設備もしっかりしていて、チケットが大人600円。破格のコストパフォーマンス。とてもおすすめ*1

 

2022年に入ってから私は個人的な不安を何度か感じているけれど、きょうはほんとうに楽しかった。ぽかぽか。

*1:投影機を新しいものに入れ替えるため1月17日から3月11日まで休業するとのこと。