のりとはさみ

サッカーや本が好きな大学生の日記です。

8月20日

今週雨降りが続いたせいで行けていなかった駅前の書店に、よく晴れたきょう行ってきた。

 

コロナ禍で海外旅行をするのが難しくなった昨年から、私は書店に行くとよく『地球の歩き方』を立ち読みして少しばかりの海外旅行気分を味わうようになった。旅行のガイドブックって、わかりやすく経験の集合体って感じがする。ガイドブックが1冊作られるまでの時間や費用などを想像すると、ありがたやーって言いたくなる。

地球の歩き方 東京 2021~2022』を読みながら、私は東京のことを全然知らないのだと自覚した。それは翻って、わざわざ遠くまで行かなくても私の知らない景色にたくさん出会える可能性があるということだ。ガイドブックを読んでいると生きていく楽しみが増える。ただ、私が実際に訪れる頃には、ガイドブックに掲載されている素敵なお店のいくつかが店を畳んでいるかもしれないことを考えると、ちょっぴり暗い気分にもなる。

 

書店に行った目的である飛浩隆『零號琴』の文庫版を買ってほくほくした。表紙が凄まじいことになっている。ひとに薦めたいとかねてより思っている作品であるのに私の手元にある単行本がサイン入りであるがために他のひとに貸すことが躊躇われるという悩みは、文庫版を買ったことで解決。おめでたい。

上下巻で税込1,892円。安くはない。

 

そのほか欲しかったが手元不如意ゆえに購入しなかった本を以下に記す。

石黒達昌(著)、伴名練(編)『日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女』

石沢麻依『貝に続く場所にて』

村上春樹『女のいない男たち』

 

スタバで抹茶ティーラテを飲みながら本を読み、帰宅。

アルバイト先から電話がかかってきて、代打をお願いされる。二つ返事で承諾した。まあ、本を買うにもお出かけするにも、何をするにもお金は必要ですし。