のりとはさみ

サッカーや本が好きな大学生の日記です。

十月四日

惰眠を貪りました。

束の間の休みの日を読者と音楽鑑賞に費やして、家からはほとんど出ませんでした。夕方、ぎっくり腰が再発したという母を最寄駅に迎えに行きました。

道中、「金がないなら本を売ればいいじゃない」と言う母の言葉にすこし寂しくなりました。というのも、自分の本に大した値がつかないことを一番知っているのは私だからです。仮令本棚からはみ出した数十冊の本を売りに出そうとも、対価の数百円が私の慰みになるはずがないのです。私は空空しく「そうかもしれない」と答えましたが、なんともむなしかった。