のりとはさみ

サッカーや本が好きな大学生の日記です。

7月29日

29日。

母が家族に相談することなく購入したテレビが届く。オリンピックの観戦チケットの代金が返金されることを見込んで、家で観戦するための新しいテレビを買ったとのこと。私は食器洗浄機を買うべきだったと思う。

感染と観戦って同音異義語

 

昼過ぎにいつもお世話になっている美容室で髪を短く切ってもらったあと、自動車教習所へ行く。およそ1か月ぶりに自動車を運転することとなり、教官に叱られる自分を予見して陰鬱な気持ちになるも、行ってみたら複数人でAT車を運転する回で、助かった……という気になった。AT車は発進と方向変換が楽ちんでいいですね。

ほかの受講者の運転が荒々しくて後部座席で肝を冷やしながら窓の外を見ていた。なんとなく、時速100キロのドライブよりも時速3キロのお散歩のほうが楽しそうだなあと思った。好きなひとが隣にいるときはなおさら。

7月28日

28日。

午前中は教習所で授業を受ける。午後、久々に本を買ってみたい気分になり、ちょっと遠出をしてみようとて交通費をかけて新宿へ行く。

新宿駅(ならびに新宿三丁目駅)の地下通路からB7出口を目指すと、夏の鋭い日射にも突然の雨にもあたることなく紀伊国屋書店新宿本店に行くことができる。私は新宿駅構内で迷いに迷って結局外を歩くはめになった。

どうにか辿り着いたものの、何を買いたかったのかさっぱりわからなくなって結局紀伊國屋書店では何も買わなかった。国書刊行会未来の文学〉完結記念の冊子をもらった。その後、ふらふら新宿を散歩して、なんとなくカレー屋さんに立ち寄ってカレーを食べた。想像より安くて美味しい良心的なカレーだった。そもそもカレーは財布に良心的な料理だ。結果だけ見たらカレーを食べるためだけに交通費をかけて新宿に行ったみたいだ。

夕方、私の庭こと大遊戯場池袋に移動し、ジュンク堂書店に行った。そうしたら買いたかった本を思い出して、『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』(柏書房)を購入。暑かった。

 

7月27日

27日。

この日までにやらなければならないレポートを終わらせたり諦めたりした。ことしの夏休みは、20年くらい生きてきたなかでもっとも待ち遠しく感じた。地に足をつけてレポートを書くぞという気持ちとふわふわ宙に浮かび上がるような気持ちが交互にやってきていたので、ジェットコースターに乗り続けた後のような気分だった。

 

7月22日

あつかったです。ほかほかです。

 

ここ2日間の自分の感情を表すのに適切な言葉がさっぱり思いつかない。あるいは、言葉にするのは勿体ないのかもしれない。

とにもかくにも、いまの私が易々と死ねない理由(=生き甲斐)に気付きました。次に会う日まで私はずっと元気なままであり続けるし、お会いする日にはさらに元気で幸福な気持ちに浸るのだろうと思います。ああ、頭を冷やすためにこの時間からでもお散歩しようかしら。

7月18日(2)

2021年の神保町ブックフェスティバルの開催中止が決定したとのこと。2年連続の中止は大変残念なことです。仕方ないとはいえ。

 

早川書房国書刊行会のブースで散財することが私の晩秋の楽しみなのですが! ことしもお預けです。

早川書房は作者のサイン本をたくさん売っていて、おととしはTシャツとかトートバッグも売っていた*1国書刊行会は、定価ではお高めの本のB級品を1000円とか2000円とかで売っている……。安すぎる! それに平凡社筑摩書房のブースが国書刊行会のすぐ近くなので私の物欲をとにかく喚起するのです。あと、普段馴染みのない出版社の名前を見ているだけでもわくわくします。秋の夕暮れに、電球に照らされた本の屋台がなんとも美しい雰囲気を醸しているのです。ああ、ことしは行けると思っていたのになあ。ほんとうに残念。

 

2022年こそは開催されることを信じて。古本屋さんじたいは営業しているのだし、お祭りは開催されなくとも今度神保町を訪れようと思っています。

例年はひとりで神保町ブックフェスティバルに行っていたけれど、来年は大切なひとと一緒に行ってみたい。それまではくたばれない!

*1:私はThe Long Goodbyeと書かれた深紅のバッグを買いました

7月18日

レポートを書いている途中に、昨日会った友人に「君は60年代の学生みたいな恋愛をしているんだね」と言われたのをふと思い出し、恥ずかしくなって手が止まってしまった。私が持っている60年代の学生についてのイメージはもっぱら学生運動のことなのだが、それでもなんとなく彼の言わんとするところはわかった。うーん。恥ずかしい。

完全に手が止まってしまったところで、これまで好きなひとに送っていただいた数々の文章を読んだ。なんと心強いことだろう。課題なんてどうでもよくなってきた。どうでもよいというのは放り出したいということではなく、くよくよ思い悩むべき問題ではないと気付いたということ。すこしの辛抱で素晴らしい結果が得られるのだから、いまくらいはすこし辛抱するのだ。

 

ところで、3週間前に観た映画『Arc アーク』の感想を書かなくちゃと思っているのですが、映画以外のこともいろいろ思い出してしまうのでなかなか書けないでおります。とりあえず、いい映画だったと一言。忘れがたい映画でした。

 

さて、そろそろレポートに戻ります。