のりとはさみ

サッカーや本が好きな大学生の日記です。

9月16日

大学図書館に借りていた本を返却した後、書店に行ってきた。後期の履修科目が大体定まっていたので、もうテキストを買ってしまおうと考えたのだ。

それぞれの授業のシラバスを調べてみると、現時点で必要なテキストは1冊だけだった。教科書購入のためのウェブサイトを大学が用意してくれていて、そこでは7%引きで教科書を買えるのだが送料がお高くつく。私の場合は書店で定価で買ったほうがまだ少し安い。

3,850円という価格はお構いなしに*1『イギリス文学入門』(三修社)を購入。

 

弟におつかいを頼まれていたので、帰りにロフトに立ち寄り、同じ消しゴムを3個購入。私が母の胎内に置いてきた勤勉さをすべて身につけて生まれてきたような弟は、私には考えられないようなペースで消しゴムを消費してしまう。11時過ぎにこの文章を書いている私の近くで弟はきょうも勉強している。本当に頭が下がります。おつかれさま……。

ロフトの文具コーナーを眺めていると、クラゲが描かれた素敵なレターセットを発見。まわりのレターセットよりちょっと高かったけど即座に購入した。実際に使う日が楽しみ。何を書こうかしらん。とりあえずペン先の細いボールペンも1本買いました。

*1:ほんとうはとても気にしています

9月1日

わざとらしさを感じるくらい冷えた朝に9月の訪れを知った。

昨晩は布団をかけないで寝ていたから余計に冷えた。サークルの同期のひとたちと仲良くグループ通話をしている際中に、私はいつの間にかぐーすか眠ってしまった。しかも再犯である。寝つきが良いという言葉ではごまかしきれない失礼な言動であるとわかっていながら、それを止める術が私にはわからない。ごめんなさい。どうすればよいのでしょう。

 

悩み事に眠りを妨げられることは私にもあるけれど、最近は幸運なことによく眠れている。大したことをしなかった日でも、夜になると眠くなる。ほんとうに幸せ。

 

きょうは(も)ずーっとぼーっとしていた。きのう撮った写真に惚れ惚れしたり、父と一緒に紅茶を飲んだり、少しだけ本を読んだりした。大したことは何もできていないまま、いつの間にか一日が終わってしまった。大丈夫じゃない。

 

後期の授業が始まる前に行きたい場所がいくつかあって、それなのに9月は雨続きの予感がする。冷え冷えとした秋の空気が流れている。確実に後期の授業は迫っているし、その先にいろいろと直視したくない現実も迫っている。

 

ことしの8月は、これまでの人生で過ごしてきた8月のなかで一番楽しかった。だから、私はほんとうにどうしようもないくらい8月の思い出に浸ってばかり。

これから数日かけて、まだ書いていなかった8月のことをちゃんと文章にするつもり。あしたの私はもっとしゃきっとしてください。

 

そんなこんなで、もう少しだけ8月にしがみついていたい。

9月2日

2日のうちにブログの文章を書いておこうと思っていたのに、私自身が自堕落極まりなかったがために全然書けていない。しばらく文章を書いていないので、そもそも文章を書き終えることがうまくできない。まずい。

というわけで、これから数日は毎日、何かしらの文章を忘れずに書き残しておこうと思ったのでした。まあ、わざわざ書き残したくなる特別なことってそうそう起こらないのですが。きょうは何があったかな。

 

一か月くらい前からずっと私が家の中でカネコアヤノを聴いているからか、きょうは弟が「とがる」を口ずさんでいた。少し前までは「クレヨンしんちゃんみたいな声だね」と言っていたのに、いつの間にかハマったみたい。平和です。

8月20日

今週雨降りが続いたせいで行けていなかった駅前の書店に、よく晴れたきょう行ってきた。

 

コロナ禍で海外旅行をするのが難しくなった昨年から、私は書店に行くとよく『地球の歩き方』を立ち読みして少しばかりの海外旅行気分を味わうようになった。旅行のガイドブックって、わかりやすく経験の集合体って感じがする。ガイドブックが1冊作られるまでの時間や費用などを想像すると、ありがたやーって言いたくなる。

地球の歩き方 東京 2021~2022』を読みながら、私は東京のことを全然知らないのだと自覚した。それは翻って、わざわざ遠くまで行かなくても私の知らない景色にたくさん出会える可能性があるということだ。ガイドブックを読んでいると生きていく楽しみが増える。ただ、私が実際に訪れる頃には、ガイドブックに掲載されている素敵なお店のいくつかが店を畳んでいるかもしれないことを考えると、ちょっぴり暗い気分にもなる。

 

書店に行った目的である飛浩隆『零號琴』の文庫版を買ってほくほくした。表紙が凄まじいことになっている。ひとに薦めたいとかねてより思っている作品であるのに私の手元にある単行本がサイン入りであるがために他のひとに貸すことが躊躇われるという悩みは、文庫版を買ったことで解決。おめでたい。

上下巻で税込1,892円。安くはない。

 

そのほか欲しかったが手元不如意ゆえに購入しなかった本を以下に記す。

石黒達昌(著)、伴名練(編)『日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女』

石沢麻依『貝に続く場所にて』

村上春樹『女のいない男たち』

 

スタバで抹茶ティーラテを飲みながら本を読み、帰宅。

アルバイト先から電話がかかってきて、代打をお願いされる。二つ返事で承諾した。まあ、本を買うにもお出かけするにも、何をするにもお金は必要ですし。

8月19日

20日の朝の便で日本を発つ従弟の家族らが成田へ向かう前に、従弟&従妹と弟と私の4人で近所の公園で遊んだり、マクドナルドで日本限定のハンバーガーを食べたりした。

 

従弟たちは例年通り日本に1か月半ほど滞在していたものの、ことしは2週間の自主隔離を経なければならなかったのでいつもより短く感じられる日本滞在となったことを嘆いていた。それでも2年ぶりの日本をいろいろと楽しめたようなので幸いである。

 

私も従弟たちの家をまた訪ねてみたいし、イスラム圏のマクドナルドの限定メニュー*1を食べたいのだが、それがいつ実現するかはまったくわからない。出国するのはそれほど難しくなさそうだけど、帰国するときの面倒が多そうなのだ。

あと、そもそも旅費を捻出する余裕が私にない。とほほ。

 

彼らがいなくなった我が家は久々にもの静かで、読書が捗りました。

*1:バンズではなくピタパンみたいな生地が使われている。スパイスがとても香って肉が美味しい!

8月18日

暇だからぼーっとしていたら、友人から突然電話がかかってきた。6月末に一緒に喫茶店に行って以来久々に話した。

どんな用件だろうかと思っていたら、ケン・リュウ『紙の動物園』をひととおり読んだ、とても面白かった、だけど判然としないところもいくつかあったからそれらについて意見を聞いてみたいとのことだった。

『紙の動物園』はまさに6月に会ったときに私が薦めた本だったから、読んだ報告をしてくれるのは嬉しいことだ。そのうえ作品について話し合おうだなんて、なんて素敵なことだろうか!

 

正直、高校生のときに読んだのが最後という作品もあったので、私はあんまり覚えてなかったり明瞭な答えを用意できなかったりもしたのだけど、友人はそれでも話していて楽しいと言ってくれた。うん。私も楽しかった。

強欲なことを言えば、直接会って話せたらもっとよかったのになあ。友人と会って話すことに抵抗を感じなくなるまで、あとどれくらいの時間がかかるのだろう。

8月17日

向こうではなかなか食べない生魚を食べようと、数日後に帰国してしまう従弟&従妹を引き連れて豊洲へ。ふたりとも生魚は苦手らしい。

豊洲市場は現在市場関係者以外には開かれていないのだが、周辺の飲食店は営業しているところが多かった。コンクリート打ちっぱなしの建物は無機質で涼し気だった。

 

私は贅沢して2,700円の海鮮丼を食した。とても美味しかった。

従弟はステーキ丼を、従妹はとんかつ丼を食べた。とても美味しかったらしい。苦手なものを無理して食べる必要はない。

 

2年前の春に会ったときは「どんぐりころころ」と「パプリカ」くらいしか日本語の曲を歌えなかった11歳下の従妹はYouTubeを視聴しまくっているおかげで私よりも2021年の邦楽の曲を歌えるようになっていて、2年という月日の長さを知った。